高円寺にあるバー鳥羽(ちょっと)に、建築家の岡さんの現場の写真を撮った関根さんの展示があるというので、なにか人との出会いを求め、3回ほど行きました。
岡さんとは10年くらい前に、岡画廊やヨパクラで出逢いました。変な踊りをする人だと認識していました。
鳥羽さんは、バーですので値段は高めですが、出してくれるお酒がすごくおいしくて幸せな気持ちになりました。自分で飲むときは、だいたい発泡酒や第三のビールで、お酒自体も最近はあまり飲みに行っていません。
何年振りかに関根さんに会ったけれど、目がやさしくて、存在が謎でした。ごうそうさんの話をしていて、それを盗み聞き、笑ってしまいそうになりました。岡さんはつねに、泥酔されていました。
岡さんや関根さんの周りの方々の前で、歌ってと言われ、拒否してしまいました。無料でやってやるかいという気持ちがありました。でも、やればよかったと少し後悔しました。やってと言われ、やらないとタイミングを逃し、二度とできなくなりました、いろんな人に自分を知ってもらいたいという欲望はあるのに、パフォーマンスは、簡単にはしないなんて、なんだか駄目かなと思いました。あと、やたらに褒めちぎられるとうれしいくせに、どこかに隠れたい気持ちになってしまいます。
元気いいぞうさんんという方が、お店の中にいて、彼はなにか緩い歌を歌っていました。で、みんなが元気いいぞーいいぞーと盛り上がり、うわーとか思って、会社の飲み会みたいだなと感じてしまいました。これは、自分が場をピりっと締めないと行けないと思ったけれど、なにもできなかった。
酔った人たちが、軽い感じの話をみんなでしているときは、仲間に入れていない人を探す傾向があります。でも思ったんです。そういうときって、みんな実は、仲間なんかじゃなくて、誰しも孤独を抱えながら、軽い笑いやくだらない話をしているということを。なぜって、個で話すと、寂寥感や葛藤を抱えた悩み多き人で、ロングタイム話せたりするからです。
人の中では、輪を保とうと、大人は努力してそんなにおもしろくないことに笑ったり、おもしろくないことを話したりするんでしょうね。
私は、すぐに人を評価しようとしてしまいます。なんかこの人嫌い、好きと。傲慢です。
私は、ああいう場が苦手だなとか思いつつ、けっこう行ったりしていて、つーことは結局人が好きなんだなと思いました。自己矛盾です。
岡さんや関根さんは、知り合いの中でもまあまあ好きな部類の人たちで、なぜなら、信用できそうだからです。だから、これからも、なにかあったら催しに行こうかと思います。岡さんの周りは東大、京大etc高学歴の人が多いけれど、私は、中卒で働いているような人が好きです。大学に行ってるということは、あんまり自分で葛藤して、生きていない気がするから。まあ、人によるけれど。
蟻鱒鳶ルはいつできるのでしょうか?