退屈でない雨の夜に
こんなに雨が降っていると、みんな家にいるんだろうなと想像したり、本当は雨が降らなくったってもしかしたら、そんなに人の行動は変わらないかもしれないけれど、でもこんなに雨が降っているならみんなきっと家でじっとしていて、じっとしているときにふっと自分のことを想ってくれたりしないだろうかと。
私はこないだ、電車に乗った。いつも電車には乗っているけれど、少し遠くにいる好きな人に会いに行こうとして、北に向かう長距離電車に乗った。しかし、桶川市で引き返してしまった。あまりにも疲れていて、県をいくつも跨ぐ元気がなかった。私は好きな人に会いに行くよりも、家で寝ていたいと思ってしまった。自分の情熱のなさが情けない。
いつか、こんな情けない主人公の映画を見た気がする。私は泣いたりする元気もない。それが悲しい。悲しい。こんな風にただただ年ばっかり取って死んでいくのはいやだな。いやだけど、それもまた人生なのだろうか。無理したり、劇的なことあったり、そういう瞬間は生きてると感じる瞬間だろうけど、そうでなくても生きているのであろう。
ドクターXてドラマを好きで見ている。
医学の進歩が発達して、生存率が伸びて、かっこ悪くたって、セコくたって、生きていることは尊いんだな。
by myrel
| 2017-10-22 19:29